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『魔法の手 ナインほぐす』 氷マッサージ好評 城東の今井トレーナー 全国高校野球選手権大会第7日(十二日)の駒大岩見沢(南北海道)戦を前に、 城東ナインのトレーナー今井正幸さん(36)=岡山市厚生町二丁目=が八日、 甲子園入りした。「選手と同様、持てる技術のすべてを注ぎたい」と、心中 期している。 二年前の選抜出場以来ナインの体調管理や精神面の相談役を引き受けている。日ごろは岡山市内にトレーニングジムを兼ねた鍼灸の診療所で、球児などの けがの治療に当たっている。 「山崎監督を妻の友人が紹介してくれたのがきっかけ」と、チームとの出会いを語る。他チームからもトレーナー依頼もあったが、ナインの健康管理を全面的に任せる山崎監督の方針に賛同した、という。 甲子園入りしての仕事は、理学療法や筋肉マッサージ、メンタルトレーニング。 理学療法では、暑さ対策として初めてアイスマッサージを取り入れた。 発汗を抑え、他力低下を防ぐのが目的。投球練習した投手のひじ、肩などに 軟こうを塗り、氷と塩の入った筒型の特殊な器具でマッサージする。 練習終了後に行った十五分間マッサージは、「汗が出なくなり、肩が楽になった」(中野投手)「練習前の肩の状態に戻った」(小林投手)と好評だった。今井さんは「高校野球は、本番にベストの状態で臨めるかどうかが勝負を分ける。理学療法で万全な体調に仕上げたい」と、話していた。 |